anomianaの活動報告

地域での動き 学校

小浜市内の学校で海ごみ講座をさせていただきました。

・加斗小学校
小浜市の西の端、加斗地区は海山に囲まれた里地が広がる自然豊かな地域です。
その豊かな自然を体験し、守っていく心を育てようと、公民館や地域が協力して、ふるさとSDGs学習が進められています。
その一環で加斗海岸の沖合にある「蒼島」にカヤックで探検に行った生徒たちは、天然記念物であるこの島にもペットボトルが流れ着いていることにショックを受けたそうです。そこで、海ごみを減らすために自分たちでできることを考えたい、ということで、依頼がありました。

生徒には、前もってワークシートを渡し、自分たちでゴミ拾いをして、その中で「気になったもの」を持ち帰り、ゴミの特徴を調べて絵を描き、そのゴミがどこからどんな経緯でやって来たかを考えてもらっていました。


授業で発表してもらいながら、風、海流、川によって、様々なところから海ごみがやってくることを知ってもらいました。
また、その海ごみの未来についても考えてもらいました。
みんなに拾われた未来、拾われなかった未来。
そして、そもそも海ごみになる前に止められなかったのか、ということも考えてもらいました。

・内外海小学校
その名前が示す通り、海と関わりの深い小学校です。
地域での学習活動が盛んで、漁業体験や加工体験、カヤック体験に魚食給食、と海に親しみ学ぶ体験授業が数多く実施されて来ました。そんな中、今年2月には、卒業を間近に控えた6年生に海ごみの授業をすることになりました。

校長先生と話をする中で、以前から気になっていたことを率直にお話ししました。
「環境問題、て今の子供たちが悪いわけではないじゃないですか。海ごみも子ども達ではなく私たち大人の責任。それを子ども達に負わせる、てどうなんでしょう?」と。
すると校長先生は「これまで、ふるさと学習で、この地域の良いところをたくさん経験させて来た。でも、良いところだけ知って送り出して良いのか、と思った。この子達はこれからもこの地域で生きていく。だから、この地域の問題点も知っておいて欲しいと思ったんです。」と。

この学校では、新年度に入って、教職員対象の海ごみ研修をさせていただき、また、5年生には海ごみ調査の仕方も学んでもらいました。

・若狭高校海洋科学科
この地域の海ごみ研究の先駆者は若狭高校海洋科学科です。
マイクロプラスチックの調査・研究や海外の学校との交流を2015年から続けており、その実績が認められ、2020年には海ごみゼロアワードを受賞しています。
調査は砂浜、海面、海底、生物による誤飲に関して行われて来ており、啓発活動として、地元の小学校への出前講座も行っています。

昨年度からは啓発用のアイテムとして、地元の特産品である「若狭塗り箸」の絵付けにマイクロプラスチックを利用した商品の開発なども行っています。

アノミアーナ も結成以前から、何かと関わらせていただきながら活動して来ました。
昨年は高校生たちが無人浜で回収した海洋プラスチックを一緒に「原料化」し、お魚キーホルダーやお皿などにアップサイクルして行きました。

海洋科学科では、探究学習の一環として海ごみ問題の解決に関する調査・研究が継続して行われており、今後の発展が楽しみです。

おすすめ