2022年1月24日,27日は小浜市田烏海岸にて
2月8日は若狭町世久見海岸にて
「地方公共団体向け漂着ごみ組成調査ガイドライン(環境省)」に沿って行う若狭湾で初めての大規模調査を行いました。漂着物の種類や割合、生産国割合などが他地域と比較でき、今後の海ごみ対策に活かせる貴重な基礎データとなります。
田烏では密を避け2日に分け、延べ総勢約100名が参加しました。
参加団体:福井県海浜自然センター、一般社団法人 うみから、アノミアーナ、若狭高校海洋科学科1年生、福井県立大海洋生物資源学部有志、小浜市里山里海課・環境衛生課、若狭湾青少年自然の家
手順は以下の通り
準備:調査海岸をトラロープで区切り、分別作業場にブルーシートを敷く
①ごみ(流木、ペットボトルを含めたプラスチック、漁具漁網、その他諸々)を拾い集める。大物を拾った後は熊手で砂を起こし探す
②旧田烏小体育館にて種類ごとに分別する
③ごみの容積、重量、個数を調べる
④ペットボトル、ボトルキャップ、ブイについては製造国別の個数をカウントする
⑤カウント後、ごみの種類ごとに処理用のフレコンバッグに入れる
初めての大規模調査、
いきなり細かく分別しても大変そう、、
大きなものをどうやって計測するか、
桁が違うものを計測し単位が間違ってないか、
4班に分かれ各班で、計測済み?未計測??
等、試行錯誤しながらの2日間でした。
参加者からは、
「実際にやることで海ごみ問題の現状を体感することができた」
「拾わなければまた別のところへ流れて行ってしまうのではと感じた」
「海外のごみが多いのかと思っていたが、拾ってみると国内のごみが多かった」
「みんなで作業することで大変な作業も楽しくできた、継続して取り組み周囲にも伝えねば」
等の声が聞かれました。関係者の皆様、寒い中参加いただいた皆様ありがとうございました。
日刊県民福井に掲載されました→ 漂着ごみ実態データ化 県海浜自然センター 対策、啓発へ調査本格化 :日刊県民福井Web (chunichi.co.jp)
次回 ②世久見編へ続く・・